診療・各部門
日常の看護業務におけるリーダーシップは勿論のこと、院内研修や他部署のコンサルテーションなど多岐にわたって活動し、チーム医療の推進につとめています。
緩和ケアが必要なのは、がんだけではなく、非悪性腫瘍や老年期、慢性進行性疾患など多岐にわたる疾患の患者さんです。がん性疼痛認定看護師と公認心理士が常に情報交換しながら、疼痛だけではなく全人的な関わりを意識した活動をしています。また、地域の医療・介護従事者をお招きして開催している多職種ディスカッション【Orangeの会】の企画・運営も行なっています。
今後も、地域スタッフの皆さんと顔が見える関係を築き、地域に帰った後も継続した看護ができるよう、尽力していきたいと思います。
平林 智恵・加納 由美子
認知症の人は、入院することにより普段の生活とは違う環境の変化に適応できない、身体的な苦痛をうまく伝えることができないなどの様々な困りごとが生じます。私は認知症の人の困りごとを正しく理解しアセスメントできるように、認知症その人を「みる」ことを心がけ、その人にあった環境調整やケアを提供できるように実践しています。今後は認知症看護の実践や指導、研修を通して当院の認知症看護の質の向上を目指して活動していきたいと思います。
水本 洋子
近年、治療・療養の場が病院から住み慣れた地域へ移行しています。利用者様に安心して在宅で療養して頂くためには、看護師だけでなく地域で活躍している多職種スタッフとの連携や協働が大変重要になります。私は認定看護師として広く地域の視点に立ち、地域の健康問題やその人らしく生きる権利、多職種連携のための相互理解についての課題を追求していきたいと考えています。
室塚 亜希子
私たち感染管理認定看護師は、患者さんや職員など当院をご利用される方々を感染症か
ら守るため、院内の感染予防活動を行っています。主に活動は、実践、指導、相談3つの役割があります。
感染対策はひとりではできません、院内の感染対策には4職種(医師、看護師、薬剤師、検査技師)の専門職から成り立つチーム(ICT・AST)で、感染対策マニュアルが遵守されているか感染防止技術の実施確認や、感染対策への課題の介入、治療においては抗菌薬適正使用に係る相談や長期使用への介入、医療関連サーベイランスを実施し、院内の感染症をコントロールし感染拡大をできる限り最小限に制御できるよう活動しています。
また、地域との感染連携にも力を入れ、感染対策向上加算1施設として近隣施設と連携し、有事の際には感染者の診療受入に対し、感染対策を講じながら受け入れ態勢を整えています。安全な医療を提供するために組織横断的に活動を拡げ頑張っています。
杉浦 三智子・遠藤 雪和