パンフレット

臨床工学室

診療・各部門

臨床工学室の紹介

臨床工学技士は医療機器の操作、保守、点検を行うことを専門とする医療職種です。医師、看護師、その他専門職の人たちとチームを組んで、様々な治療や検査を行っています。医療機器がいつでも安全に使用できるように点検、整備することも臨床工学技士の大切な仕事です。当院では、5名の臨床工学技士が在籍しており、血液浄化業務、呼吸治療業務、心血管カテーテル業務、医療機器管理業務、睡眠時無呼吸症候群検査などの業務を行っています。

血液浄化業務について

血液透析をはじめとした「血液浄化療法」が安全かつ確実に行えるよう、穿刺や装置の操作・点検・トラブル対応を行いながら、患者さん一人ひとりの状態に目を配っています。

呼吸治療業務について

人工呼吸器の操作・設定・点検・トラブル対応を行い、呼吸器を装着している患者さんのバイタルや呼吸パターンをモニタリングし、医師や看護師と連携しながら最適な治療環境を提供しています。

心血管カテーテル業務について

心臓カテーテル検査室では、生体情報モニタや血管内超音波装置などの装置を操作し、スムーズに治療が進められるよう機器面から支援しています。

医療機器管理業務について

医療機器の保守点検や修理、貸出・返却管理を通じて、院内の医療スタッフが安心して機器を使用できる環境を整えています。また、トラブル発生時の迅速な対応により、医療現場の安全性を支えています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査について

当院では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査に対応しており、臨床工学技士が検査機器の装着・管理・データ解析を通じて、診断と治療をサポートしています。 SASは、睡眠中に呼吸が止まることで、日中の強い眠気や集中力の低下、高血圧・心疾患の原因となることもある病気です。当院では、一泊入院のポリソムノグラフィー(PSG)検査や自宅で行える簡易検査を用いて、正確な評価を行っています。 「よく眠れない」「いびきをかく」「日中どうしても眠い」など、睡眠に関するお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。