年間行事 令和元年度
2019年12月18日 2020年1月15日 褥瘡ケア研修を開催しました
2019年度 褥瘡リンクナース部会ではリンクナースを対象に2回研修会を開催しました。
昨年度から引き継ぎ、JCHO東京高輪病院 皮膚・排泄ケア認定ナース 山仲紀代さんに講義をお願いし、褥瘡ケアの基本を理解し、ケアプランおよび看護の実際を学び、ケアの評価ができるように事例を基に学習しました。
1回目(2019年12月18日)は、「褥瘡とは」「DESIGN-Rとは」の復習をしたあと、事例検討を行い、講師から提供していただいた事例で看護の実際を再確認(ポジショニングや除圧)、評価の仕方、チームでかわることの大切さを改めて学びました。
2回目(2020年1月15日)は、リンクナースから在宅に戻る方の事例検討をしました。在宅で誰が介護するのか、褥瘡を悪化させないために何が必要か?本人の気持ちはどうかなど、いろいろな視点で考えることができました。正解はないかもしれないけど、みんなで考えることで自分一人では気が付かなかったことが見えてきました。当日は、当院付属訪問看護ステーションの看護師も参加し、介護保険で利用できるサービスは何があるか、区分変更の必要があるのではないかなど、在宅での視点で発言してくれました。
褥瘡だけに目を向けるのではなく、その方のご家族、生活全般をアセスメントする必要があることを再確認しました。2回の研修での学びを部署に持ち帰り、先輩や同僚、後輩とともに共有し、次のステップに繋げていきたいです。
在宅での視点で発言してくれました。


《2018年度に行った褥瘡研修は》
『いまさら聞けない褥瘡・創傷ケア』3回シリーズで行いました。- 1回目:創傷治癒について
- 2回目:DESIGN‐Rについて
- 3回目:スキンケアについて


2019年11月12日 第3回 コンチネンスケア学習会
第3回 コンチネンスケア学習会 便秘~排便・下剤の知識の知識~ についてを2019年11月12日(火)に当院講堂で開催いたしました。
当日は、近隣の訪問介護やケアマネージャーなど在宅を支えている14名の方が参加し、池秀之院長から「排便について」、宮北幸哉薬剤師から「便秘と下剤」の話がありました。私からは、日ごろの行っている生活支援の振り返りをしました。
「排便について」は、大腸・直腸・肛門の機能、排便のしくみ・メカニズムなどの話しでした。
「便秘と下剤」では、下剤の分類や注意点、薬剤性便秘、新薬の下剤など最新の話しを聞く事ができました。
参加者から、「どのくらいで消化し、便がでるかをあらためて理解できた。」「薬の使い方がよくわかった。」などの意見が聞かれました。
この学習会は、排泄ケアに取り組む本質的な目的を共有し、必要な知識を習得し、個別課題を解決できるようにすることを目的に今年度から開催しています。やれること・できることを考えて実践していけるようになれたら良いと考えています。
CSTリーダー 佐藤久美子



《2019年度行った学習会》
- 第1回 6月11日 「コンチネンスケア」 ~一人ひとりに合わせた排泄ケアを~
- 第2回 9月24日 「おむつの選び方と当て方」 ~おむつは下着の代わりです~
2019年8月31日 TENAコンチネンスケア研究部会
《第2回 応用編 同職種・他職種連携/チームケア》

信頼していただけるようケアをしたい。
ユニ・チャームメンリッケ株式会社による「第2回 東京神奈川TENAコンチネンスケア研究部会」が当院で開催されました。都内・県内から46名と多くの方が参加されました。日常的に行われている排泄ケアですが、前回得た「当事者性」「環境を作る」「知識」の基礎を活かす第2回では、応用編として4つの施設から自施設での取り組みの発表がありました。事例を通して、同職種・多(他)職種連携の在り方についてグループワークをしました。限られた時間ではありましたが、看護職と介護職の風通りがよくなったように思います。目指すケアに向かってこれからも仲間を増やし、一緒に学習していけたらと思います。



